日々のタスクをサクサクこなして涼しい顔の人と、忙殺されてお疲れ気味の人。
両者の違いは何処からくるのでしょうか?
実は、忙しさとは、やるべきことが多い状態、のことではありません。
忙しさとは、心のザワザワ感です。
何かをしながら、アレもコレもやらなきゃいけない!と思う時に感じるザワザワした心の動きが、私たちの感じる忙しさの本当の正体です。
同じような仕事をこなして、涼しい顔ができるか、お疲れ顔になるか、ここが分かれ道。
涼しい顔の人たちは、あのザワザワ感を感じていないのです。
今日こなす仕事が10件であっても、例え、100件であっても、今この瞬間は、目の前の仕事に集中して片付けることがベストなことに変わりありません。
そこで、この記事では、忙しさをもたらす心の動きと、その解消方法について見ていきます。
モンキーマインドと呼ばれる心のザワザワ

忙しいとき感じているザワザワ感は、モンキーマインドと呼ばれる心理状態です。
モンキーマインドとは、騒ぎ立てるおサルのような、抑えようのない雑念に、興味や集中を奪われている状態のこと。
これが及ぼす影響はざっと次の通りです。
・作業スピードが遅くなる
・すぐに疲れる
・ストレスが溜まりやすくなる
・誘惑に弱くなる
その結果、今日やるべきことが、楽でなくなり、できなくなり、忙しさは募ります。
モンキーマインドは、 “心猿”もしくは“意馬心猿”とも呼ばれる仏教用語が由来で、解決策は瞑想の腕をあげることになります。
しかし、瞑想の習慣を持っていなかったり、日ごろ瞑想をしていても、日々の忙しさに疲れてしまうようであれば、もう少し手っ取り早い対策が必要です。
もし、あなたがそうであるならTODOリストを活用してみてください。
TODOリストとは

TODOリストとは、やるべきことのリストです。
ノート、手帳、メモ等、紙を使ってもいいですが、アプリになったTODOリストを利用するのも効率的です。
アレやらなきゃ!コレはどうする?と、ザワザワと浮かぶ具体を、ここへリストアップして、完了したら消込む、使い方はそれだけ、とてもシンプルです。
TODOリストは、カレンダーやスケジュール帳とは役割が違います。
カレンダーやスケジュール帳へ記入するのは、例えば、プロジェクトの管理とか、仕事のアポイントとか、社内の会議とか、大切な人の誕生日、といったように日時や期限が決まった予定。
多くが誰かとの約束です。
一方、TODOリストへは、資料作りや、細かいメールの返信や、植物への水やりや、新しく習慣にしようとしているエクササイズ他、当日のスケジュールとスケジュールの間でこなそうとするタスクの備忘録。
こちらは自分との約束です。
ある日のTODOリストを制作するタイミングは、前の日の晩がベストです。
もちろん、当日に追加するべきタスクができれば、順次それも書き込んで管理します。
やり残すタスクも出ますが、逆を言えば、それは今日やらなくて済んだもの。
消し込まれなかったタスクは、もう一度、見直しをしてみるのもいいかもしれません。
例えば、日時を先送りにして誰かにお願いをして、スケジュールにするとか。
あるいは、もうやらないと決めるとか。
TODOリストを利用して、どうでもいい効率化できるタスクをジャッジすることもとても重要です。
実際、タスクを書き出し並べてみると、タスクの難易度、重要度、優先順位を計ることができます。
TODOリストの効果

心の中で騒ぐおサルを静かにさせるのがここで取り上げるTODOリストの第一のメリットです。
しかし、それだけではありません。
TODOリストの更なる効用は以下の通りです。
TODOリストで優秀になる
人間の脳のワーキングメモリーが、一度に処理できるのは、せいぜい3~5件と言われています。
これがいっぱいになると処理スピードが鈍化します。
更に、6件、7件とタスクが立上がると、脳は古いPCのようにフリーズします。
TODOリストは、この状態に外部のサーバーのように働いて、一時、タスクを預かってくれます。
ザワザワ騒いでいたおサル達も、一時、そっちへ引越をして、静けさが戻ります。
さらに、脳のワーキングメモリーに余裕ができると、次のような効果まで現れます。
・頭脳明晰になる
・作業に没頭できる
・疲れにくくなる
・生産性が高まる
・時間に余裕ができる
・自信が湧いてくる
また、寝る前に翌日のTODOリストを制作しておくと睡眠の質が上がり、寝付く迄の時間も平均9分短縮されると言われています。
ここまでで、もう十分過ぎる効用をあげてきたのですが、どうしても、押さえておきたい効用をもうひとつだけ紹介します。
TODOリストで意欲が湧く
暮らしや仕事の中で、モチベーションを高める一番の方法は、小さな達成感を積み重ねることです。
TODOリストはこの進捗を可視化して応援してくれるツールです。
タスクのひとつひとつが達成によって消し込まれる時、報酬系のホルモン、ドーパミンが分泌されて、喜びの感情が湧いてきます。
脳は、これを記憶し、これを更に再現しようとするため、タスクへの意欲が湧いていきます。
また、TODOリストをやるべきタスクだけで埋め尽くさずに、遊びや、新しいアイデア等、やりたいタスクを意図的に仕込んでおくと、報酬の効果が高まって、一層ドーパミンが脳内を駆けめぐります。
まとめ

忙しさとは、モンキーマインドと呼ばれる心のザワザワ。
これを解消するのは、瞑想に替わる代替え案、TODOリストの活用です。
TODOリストの効用は、忙しさの解消だけにとどまらず、頭が回るようになり、さらに、意欲も高めてくれます。
これらの機能を理解して、フル活用するのがおすすめです。
目の前のタスクに集中できる、マインドフルな日々を送りましょう。



コメント