あなたは、自信を失ってしまった経験があるでしょうか?
そうだとしたら、失ってしまったのは本当の自信ではなかったかもしれません。
実は、本当の自信はポキッと折れたりはしないのだそうです。
もし、どんなときにも折れない本当の自信を手に入れる方法があるとしたら、自信回復の対処法などそもそも不要になります。
そこで、今回は、精神科医 水島弘子氏 著-小さなことに左右されない「本当の自信」を手に入れる9つのステップーを参考に、折れない自信をもつ方法について紹介します。
今回の記事を読むと、目からウロコ、折れない本物の自信が湧いてくると思います。
できるから生まれた自信はもろい

ちょっと難しいことができる、何か詳しい知識を持っている、高評価されている、ウケている、モテている…。
人は、多くの場合「できる」という成果によって自信を持っています。
そして、人が自信を失うのは、この状況が変わってしまうためです。
今まで通りの成果が出せなくなったり、もっとできる人が現れたり、環境が変わって価値を生まない成果になってしまったりすることは、しばしば起こりうることです。
つまり、この「できることが、できなくなった。」というのが自信喪失の原因です。
ただ、このできるから生まれた自信は、実は本当の自信ではないのです。
確かに、そんな風に易々と自信喪失していてはメンタルが持ちません。
本当の自信は折れない

ところで、あなたは人として「どうありたい」と思うでしょうか?
例えば、人に親切でありたいとか、自由でありたいとか、何か世の中に貢献していたい、とか。
この「あり方」を重く見て、そういう自分を「イイ感じだな」と誇らしく思っていると、実は、これが折れない本当の自信になっていきます。
ちなみに、「○○したい」と「○○すべきだ」との考えには、大きな違いが隠れています。
人に親切であるべきだとか、貢献するべきだとか「あるべき姿」を重視していると、結果的にできたかどうかを評価することになります。
これだと、できなかったたびに心が折れてしまい、自信喪失につながってしまいます。
一方、親切でありたい、貢献していたいと「あり方」を重視する場合、評価するのはその姿勢になります。
姿勢というのは、もし、その時、できなかったとしても「次はもっとちゃんとしよう」とただ思うそれだけで維持できるので、簡単に心が折れることにはなりません。
そして、こういう自分のあり方を「イイ感じだな」「好きだな」と思える感覚こそが、実は、自己肯定感や自尊心と呼ばれているものの正体です。
「自信のなさ」と「不安」を一緒にしない

何か新しいことに挑戦している時に「自信がないな」と思ったことはないでしょうか?
もしかすると、それは、自信がないのではなくて、不安だっただけかもしれません。
実は、「自信のなさ」と「不安」は別のモノです。
不安は、人間に備わった損失回避のアラートです。「危ない状況だよ!」という防衛本能からの警告です。
そして、こういう不安には消すコツがあります。
それは、行動の決断をはっきり下すこと。
不安は「危険だから行動して!」という動機付けのため発動するので、判断を下し行動することで、役目は終わる心理、それで消えていくのが特徴です。
不安とはそういうもの、あっていいもの、むしろ、ありがたい機能でもあり、本来、関連はないので、自信のなさとの誤認には要注意です。
大切なのは「今はこれでよい」という感覚

現状を「このままじゃいけない」と思うことがあるでしょうか?
例えば、「崖っぷちだ」「詰んだ」「オワコンだ」と、ことさら現状の危機感を煽るのは、あまりいい話ではありません。
今をネガティブに評価していると、目の前の物事に充分な力を発揮することができなくなります。
このネガティブは、「あの時の努力が足りなかった」や「あの判断は間違いだった」というように、現在が過去の失敗の結果だという考えに基づいています。
しかし、誰も未来を正確にコントロールすることなどできません。
今考えれば、失敗だと言えることがあるかもしれませんが、それは後出しジャンケンのようなもの。
あの時はあの時で、やむない理由の中で、自分らしいあり方を選んできたはずです。
だから、過去に罪はなく、つまり、「今はこれでよい」のです。
サボったり、ミスしたかも?と後で過去に責任をなすりつけても何も生まないだけでなく、ストレスを生み、自信をなくしてしまいます。
過去を否定するだけの反省は、かえって成長を阻みかねません。
こうして、現状を前向きに肯定する感覚を持っていると、自信を持って目の前の物事に取り組むことができるようになります。
「今」に集中する

時間を忘れて夢中になって何かに没頭したとか、または、たった1時間だったが、集中できて、ものすごく仕事が捗ったとか。
こんな経験は誰もが体感しているでしょう。
こういう時、私たちは、自分が持っている最高のパフォーマンスを発揮しています。
そして、今、に集中をしています。
過去への不満や未来への不安を1ミリも感じずに、もちろん、自信のなさも感じていません。
では、このように最大の能力で今に集中するにはどうすればいいでしょうか?
ひとつ、とてもシンプルなおすすめの方法があります。それは、「今を大切にしたい」と思うこと。
前述したように「あり方」に重きを置くことが、折れない自信を育てます。
そこで、この自分の理想のあり方のひとつに「今を大切に生きたい」を加えます。
これが、他のいくつかの価値観と同様に、自信の源泉になってくれるだけでなく、集中による大きな力を発揮してくれる、という訳です。
完璧を手放す

人は完璧にはなりませんし、人がすることに完璧はありません。
完璧を求めることは、結果的に、できない自分、ダメな自分をわざわざ見つけてしまいます。
そうは言っても、無意識に目指してしまいがちであるのも事実です。
ならば、完璧を追う自分に気づいたら「不完全なことがある、つまり、夢がある。」くらいに考えてもいいのかもしれません。やはり、本当の自信を持つのならば、完璧は積極的に手放すべきです。
完璧主義は、過去や未来と同様に、不満や不安を増長させます。
その結果、今への集中力を欠き、パフォーマンスを下げるのです。
完璧を目指した結果、皮肉にも、完璧から遠のいていることがよくあります。
完璧主義は成果を評価しますが、前述している通り、成果よりあり方を重視する姿勢が、本当の自信を持つ方法です。
そして同時に、あり方に重きを置く生き方は、自分のパフォーマンスを高める戦略でもある訳です。
自分を意識しない

例えば、大きなプレゼンや、大切なデートの時に…
「どうしたら説得力があがるだろうか?」とか、「どうしたらウケるかな?モテるかな?」を考えて、緊張したり、気負ったり、日和ったりすることはないでしょうか?
人は自分に意識を向け過ぎてしまうことが多いので、これには注意が必要です。
こうなると、成果の重視になり、できないことを見つけ出し、自信を喪失し、パフォーマンスを下げ、更にできないことを見つけ出す、という謎のスパイラルにハマります。
いつも、成果を重く見過ぎることは禁物です。
では、こういう場合にあり方を重視するにはどうすればいいでしょうか?
大きなプレゼンであれば、そこに参加できて光栄で感謝をしている自分の気持ちに。また、大切なデートであれば、この人とデートができて嬉しい、楽しいと感じている自分の気持ちに重きを置くのが、あり方の重視になります。
この時、感じている感謝や喜びこそ、自分の価値観に基づくものですから。
自分がどう見られるか、ではなく、自分がどう見ているのかが、あり方であり、これを意識するだけ、それだけで「イイ感じだな」と思えます。
また、これを相手目線から見れば、「喜んでいるな」「楽しんでいるんだな」ということがよく伝わるので、結果的に、人間関係も恋愛も、よりうまく運ぶと思います。
自分の価値は考えない

自分の価値って何だろう?と思ったことはあるでしょうか。
辛そうにしている人からときどき聞くフレーズです。
自分の価値は何?だなんて、もうこれは明らかすぎる、自分を成果で評価する考え方です。
けれども、ふいにそんな風に思ってしまうかも?
もしもそんな時には、「空気みたいなものだから考えない方がいいよ!」と思ってください。
誰も空気の価値など気にしませんが、無かったら生きていけません。
それと同じように、そのくらいあたりまえな存在で、自分の人生は価値でしかありません。
自分の価値は何か?を求めるより、自分が感じている価値は何か?を見つめて生きる。
折れない自信を手に入れたいなら、成果より、あり方に向き合うことです。
おしまいに

いつでもどんな成果でも、必ず出せるという人などいません。
であるにも関わらず、成果が出せないことを重く受け止め、つらく感じていたら、自信を失ってしまうのは当然です。
そうならないためのポイントは、姿勢に注目すること、あり方に重きを置くことです。
自分のありたい姿勢であれば、成果のように簡単には崩れることはありません。
もちろん、仕事となると、会社や顧客は私たちに成果を求め、彼らはこれに注目しています。
しかし、そのニーズに応えるためにも、私たちは、自分の姿勢に注目することが重要です。
そうして、今、に集中することで、ベストを尽くせます。
今回は折れない自信について解説しました。
成果よりあり方を大切にすること、重要なことはただそれだけ。これが自信喪失を解決する対処法です。
参考書籍:水島弘子氏 著-小さなことに左右「本当の自信」を手に入れる9つのステップー



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