インテリア心理学|空間を整えることは心を整えること

なんつってね

部屋を整えると、なぜか気持ちが落ち着く。逆に散らかっていると、心まで乱れてしまう──そんな経験、誰しもありますよね。インテリアは見た目以上に、心理にも深く働きかけています。ここでは「インテリア心理学」として、暮らしに役立つ視点や工夫をご紹介します。

環境心理学:空間が心に与える影響

環境心理学によれば、私たちの感情や行動は空間の状態に大きく影響されます。整った空間は集中力や安心感を高め、散らかった空間ではストレスや不安を感じやすくなります。植物や自然素材にはストレス軽減の効果が科学的に認められており、照明や色彩も空間の雰囲気に直結します。白には解放感、黒には引き締め効果、木の素材感には温かさを感じる心理的効果があります。

自己同一性とインテリア

「自分の部屋」という空間は、心理学で言うところの“プレイス・アイデンティティ”(場所の自己同一性)です。好きな家具や雑貨を揃えることは、自分を大切に扱うことと同じ。視線が集まるフォーカルポイントを作ることは、空間に物語を生み出し、自分自身を肯定的に感じさせます。

セルフケアとしてのインテリア

掃除や手入れを通して環境に「秩序」を取り戻す行為は、心の秩序に直結します。また、フラワーベースを気分で入れ替えるような SMALL CHANGE は心理学的に心を軽やかにする行動になります。インテリアは「趣味」の延長線上にある「セルフケア」としても機能しているんです。

やる気を引き出す空間設計

行動科学の「刺激コントロール」の考えに基づくと、椅子や座る場所を使い分けるのは非常に効果的です。例えば、仕事はワークチェア、昼食はベンチ、休憩はソファというように、場所が行動やモードのスイッチになります。やる気が出ないときも「ソファには座らない」など、環境によって行動を誘導することが可能です。

ウェルビーイングの3要素とインテリア

心理学で幸福感に関わる要素として、「身体的」「心理的」「環境的」の3要素があります。インテリアはその中でも「環境的ウェルビーイング」に直結しつつ、整った空間は心理や身体にも良い影響を与えます。まさに空間づくりは「心を支えるインフラ」です。

まとめ:インテリアは心理的基盤そのもの

インテリアは装飾を超えて「心の調律装置」としての役割を果たします。部屋を整えることは心を整えることであり、そこにある個性や気分の変化はセルフケアそのものです。常に変化する空間を楽しむことこそが、自分自身を慈しむ行為なのです。


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