グリーンインテリアのメリットとは?|観葉植物が生活にもたらす効果と活かし方

なんつってね

観葉植物は、インテリアのアクセントとして人気があり、手軽に生活に彩りを与えてくれます。

また、植物が人にもたらす様々な効果にも関心が寄せられています。

そこで本記事では、観葉植物が生活に与える影響と、飾り方のアイデアやコツ、基本的な育て方までについて解説していきます。

観葉植物がもたらす効果

植物は、そのグリーンによる癒し効果や、目にいい作用、光合成によって二酸化炭素を吸って酸素を出してくれること等、良く知られているありがたい効果があります。

このように観葉植物は、その美しい姿だけでなく、私たちの心身に様々な効果をもたらしてくれます。

ここで、いくつかの興味深い例を紹介します。

ストレスと不安を取り除く

室内の植物との積極的なふれあいは、生理学的・心理学的にストレスを軽減することが分かっています。

また、鉢植え用の土に含まれる「アウトドアフィンズ」と呼ばれる微生物にも日々のストレスや不安解消の助けになる効果があるとされています。

更に、この微生物の働きで、細胞間の情報伝達の役割を担うサイトカインが放出され、気分が高まり、幸福ホルモンのセロトニンがつくられて、心身を元気づけると言われています。

空気をきれいにする

室内の空気は屋外よりも汚れやすく、アスベスト、カビ、ラドン、ホルムアルデヒド、ベンゼン、一酸化炭素などの発生が、その主な原因になっています。

こうした微細粒子に晒されることで、ドライアイ、頭痛、ときには喘息にかかる恐れもありますが、植物には、この汚れた空気をきれいにする効果があると言われています。

スパティフィラム属やセイヨウキヅタなどの植物が、根や葉で有害物質を吸収して、汚れた空気をきれいにすることは、NASAによって明らかにされています。

また、植物のある部屋では、植物のまったくない部屋に比べて、カビやバクテリアが最大で60%少なくなるという研究結果もあります。

自然の調湿効果

屋内が乾燥をしている時、蒸発を通して植物は葉から水蒸気を放出します。また、湿度が高い時には、葉の気孔から水分を吸収してくれます。

この自然の調湿効果によって、植物にとっても人間にとっても屋内の快適な湿度を保つことができると言われています。

認知スキルを高める

テキサスA&M大学の研究によれば、植物を職場に置くと、認知能力や問題解決能力が大きく向上するそうです。

また、エクスター大学でも、職場の植物は、集中力と生産性を向上させ、スタッフのウェルビーイングは47%向上、記憶力も最大20%上がることを発見しています。

植物は、私たちのオフィスやデスクやワーキングスペースで、いい仕事が行えるようにサポートしてくれるのです。

ヒーリング効果

植物の近くにいることで、リラックスでき、傷が早く癒やされることが分かってきています。

カンザス州立大学の研究者たちは、外科手術を受けた患者にとって、体を傷つけず、安価で、効果的な補助治療薬として、植物を身の回りに置くことを薦めているそうです。

また、テキサスA&M大学では、園芸療法が、医療施設で過ごす患者たちに有効であることを提案しています。

飾り方のポイントとアイデア

私たちの心や体に数々のメリットを与えてくれる観葉植物ですが、なにより最も実感できる効果は、見た目。あの緑が空間のデザイン性を高めてくれることです。

「あらゆるインテリアデザインの要は、観葉植物と多灯照明なのだ!」というのが、実は著者の持論なのですが、植物の緑色は、どんなスタイルの空間も実に万能に演出してくれます。

そこで、ここからは、いくつかの飾り方関連のアイデアやコツについて参考までご紹介していきます。

プランター選び

プランターはインテリアへの影響が少なくありません。

選び方は、デザインや色や質感を自分の好みと空間のテイストに合わせること。

インテリアデザインは、アイテムの色数やテイストを広げ過ぎず揃えていくのが原則です。

空間の特徴に合わせてプランターもよく吟味して、インテリアアイテムのひとつとして空間の演出にしっかり一役買ってもらいます。

また、プランターの中の土を覆うように、演出用のヤシの繊維や石等で飾っておくと更に印象をあげてくれます。

採光と配置

窓辺の演出は、植物で飾るととてもよく映えます。植物が元気に育つため日光は不可欠なので、植物にとっても窓辺への配置は必然です。

日光が届かない暗い日陰へレイアウトすると、やはりどこか不自然な印象になりがちです。自然光の入り方を計算して、光と植物の関係を重視すると気持ちよくまとまります。

電化製品の周辺

生活空間には、電化製品等の人工的なアイテムが多くあります。

この無機質で意図的なデザインが、インテリアには何処か息苦しさや、生活感や、殺風景さを感じさせます。

こうした機械的なアイテムの周りに、植物をレイアウトすると、ナチュラルな質感や、樹形が持つ複雑性で空間のバランスがとれ、違和感を緩和することができます。

シンボルツリー

シンボルツリーとは、住まいの象徴になる樹木を言います。

もともと庭木を指す言葉でしたが、最近はインテリアデザインにおいても、この言葉がしばしば取り上げられます。

インテリアのイメージをメインの植物で鮮明に味付するため、主に大き目の木を選んで印象的に配置することを言います。

観葉植物の魅力を際立たせてレイアウトするひとつのおしゃれアイデアです。

吊るす

ハンギングタイプの植物を選ぶと、部屋の高さの空間にリズムが出ます。

植物そのものに大きさが無くても、配置を目線に合わせられるので、良く目立つ飾り方ができる上、足元のスペースを奪われないのも得した気分です。

天井に止めるピンで、5㎏程度まで対応するものがありますが、これを使えば、自由度が高くレイアウトが可能です。

集めて飾る

ひとつの場所へ植物を集めて、印象のいい空間をデザインするのも楽しいですね。

例えば、”サボテン・ギャラリー”のような雰囲気を作ってみたり

イメージを揃えた小さなプランターにそれぞれ別の種類の植物で変化をつけたり

リラックスする癒しのスペースを植物で囲んでみたりと、取り入れたいアイデアは膨らみます。

観葉植物の基本の育て方

ここまで、観葉植物のさまざまなメリットについて触れてきましたが、ここで、こうした効果を享受するための基本的な扱い方についても一覧で簡単にまとめます。

こうした手入れは、面倒でデメリットだと感じる向きもありますが、前述の通り、この植物との積極的なふれあいが、実は私たちの日常を、ストレスから解放させ、元気づけてくれます。

●水やり

水やりは、根がある場所までしっかり土が乾いたときがタイミングです。

土が十分に乾くと、土の中に空気が入り、そこに土内の老廃物が溜まります。そこで、水やりをすると、鉢底から水と一緒に老廃物も排出されていくわけです。

また、根も呼吸をしているので、水のやりすぎで常に水に濡れていると酸素を吸収できません。そのため、水やりの基本は土が完全に乾いてから、たっぷり行うことになります。

土の中まで乾いているかわかりづらいときは、持ち上げてみたり、竹串を刺したりして乾いているかを確認します。

●葉水

観葉植物のケア方法の1つに「葉水」といわれる作業があります。霧吹きを使って葉っぱに水を吹きかける手法が一般的です。

乾燥による枯れ防止・害虫からの防虫効果・ほこりなどを清浄する美観の維持、そして植物の健康と成長を助ける効果にも期待できます。

タイミングは毎日、朝1回が基本です。乾燥している時には夕方にもう1回できると安心です。

葉水は、観葉植物に多い熱帯の植物に対して広く有効ですが、注意点として、サボテンや多肉植物には不要です。

●日当たり

光合成を行う植物に、日の光は欠かせません。

植物によっては、耐陰性の強い種類もありますが、基本的に植物は日当たりの良い場所を好むので、日の射す置き場に飾りましょう。

日中に6時間程度日が当たる場所が理想です。尚、西日は光が強く温度も高いので、午前中の光がより良いとされています。

もし、日当たりのよくない場所に置きたい場合は、どこかで日の当たる場所に置いてあげる時間を作ったり、植物を育成するLEDライトで光を補う対策をとります。

●風通し

水やりや日光と同じくらい重要なのが風通しです。

風通しのよいところで植物を管理できれば、土も適度に乾き根腐れが起きにくくなります。

また、風の力で葉や幹もたくましく成長します。

風通しがよくない場所では、サーキュレーターのような商品を使って風をつくるのもよい方法です。

●肥料やり

観葉植物の肥料は、主に即効性のある液体肥料と、ゆっくりと栄養を与える緩効性肥料の2種類があります。

室内向けの観葉植物には液体肥料が効果的です。

緩効性肥料は植物の植え付け時に元肥として土に混ぜ込んだり、生育期に後から追肥として土にふりかけたりして使用します。

肥料は植物にとって大切ですが、与えすぎると肥料焼けを起こし状態が悪くなることがあり注意が必要です。用法容量を適切に活用しましょう。

●温度管理

観葉植物の多くは、熱帯の地域が原産地のものが多いため、日本では暖かい時期に活発に成長します。

一方、寒い季節には、生育が止まったり枯れたりすることが時々起こります。

基本的には、人が過ごしやすい気温が、植物にとっても過ごしやすい気温です。できれば15〜28℃を保つことが望ましい温度管理です。

●剪定

剪定は、増えた不要な枝を切る作業です。風通しをよくするとともに、樹形を整えることが目的です。

不要な枝を剪定すると、他の枝に栄養を届けられるので、植物全体を活気付けることができます。

タイミングは、これから成長する生育期前に行なっていきます。

また、株が完全に弱ってしまった時や冬越し前に体力を溜めるために、ほぼ全ての葉を切り落とす強剪定という剪定方法もあります。

植物の状態や機会を考慮して、必要な剪定を行ってください。

●植え替え

植物は購入してから1〜2年に1回は、植え替えが必要です。

理由は、葉や茎が成長するように、根も伸びていくため。植え替えをしないと鉢の内部で根が詰まってしまいます。

植え替えをする際は、現状の鉢より1号大きい鉢サイズへ移すのがおすすめです。

それ以上に大きな鉢に植え替えると、根が吸収できる量より多い水を含むことになり、根腐れを引き起こす可能性があります。

まとめ

観葉植物を飾るのは、暮らしの中にたくさんの効果と彩りを味わえる習慣です。

適切な手入れで育てていくと、心身を元気づけ、最高のインテリアとして、活躍してもらえます。

植物で暮らしを快適に整えましょう。

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